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怠ける言い訳じゃない!休日仕事をしない方が良い理由

明日からゴールデンウィーク、10連休ですね!

クライアントの方々とお話していると、

「連休、そんなに楽しみじゃないんだよなぁ」

というお声をチラホラ聞きます。

  • 「結局仕事のことを考えてしまう」
  • 「どこへ行っても混んでるし」
  • 「休み明けが大変」etc


しかし!

GW、思い切り休むことで、連休中のみならず、連休明けにも嬉しいメリットがあります。

休日を「本気」で休むことで、普通とはちょっと違う「やる気」を高めることができるんです。


「休むことは怠けること」というマインドがなかなか抜けにくいクライアントの方には、

「クリアな頭で最高の意思決定がしたいなら、休日仕事をせずに休むことの方が義務です!」

という言い方をする事もあるほど、本気で休むことって大切なんです。

仕事のメールをチラチラ気にしながら過ごす休日と、ただひたすら目の前のことを楽しむ休日の違いについて、是非知って頂けたら嬉しいです。

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やる気スイッチはどこにある?

人のやる気は通常、大きく2つの要因に左右されます。

  • どうしても何かが欲しい(目標、インセンティブなど)
  • どうしても何かが耐えられない(苦痛、罰則など)


皆さんも、過去にご自身が何かやり抜こうと決めた時、その強い原動力となったのは、上記2つのどちらかではないでしょうか?

どうしてもあの仕事がしたい
どうしてもあの人と結婚したい
どうしても悪い評価を受けるのはイヤ
どうしても失敗するのはイヤ 
 etc.

 (以前「人は○○で変わる」で書いた、昔の私が変わりたいと思ったきっかけも、「あの上司みたいになりたい!」でした。)


特に優秀なビジネスパーソンの方々とお話していると、この2つの原動力を使うのがとても上手だなと感じますし、仕事においてこの2つの原動力への思いが人一倍強いことが伺い知れます。

・「あれが絶対欲しい」
・「絶対ああはなりたくない」

こういう気持ちを糧にして、次々と目標を達成されてきたようです。

しかし、この原動力には、デメリットもあります。

これらのクライアントの方々が口を揃えて言うには、

  • 目標を達成した時、達成感が一瞬しか感じられない。→「数年かけて達成した目標の達成感に浸れたのはたった1週間程度だった。俺はこのために頑張ったのか?」
  • 兎に角ストレスフル・・・。→「ずっとこんな風に目標を追いかけて頑張り続けないといけないのかと思うと気が遠くなる」


特に上昇志向の強い方々は、この気持ち、よく分かるのではないでしょうか?

実は、こうしたデメリットなしで、やる気を高めてくれる方法が1つあります。

それは、

「心を満たす」

ということ。

「は??」
と思いましたか?
私は最初に聞いた時、思いました(笑)

少し説明させてください。

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心が満たされるとやる気になる?

「心を満たす」と最強にパフォーマンスがアップすることを最初に私に教えてくれたのは、私のヨガの師匠でした。

ヨガとは、美容体操の意味合いでも効果がありますが、元々インドでは瞑想を深めるために発祥したものです。

私の師匠曰く、瞑想によって内側が満たされると、「自分が何をすべきか自然に分かる、湧き上がってくる」ということでした。

当時まだゴリゴリのビジネスパーソンだった私。

正直、

は??

と思いました(笑)

  • 「人ってある程度のストレス(目標や苦痛)があるから頑張るのでは??」
  • 「目の前にニンジンがぶら下がってなかったり、お尻を叩かれそうにならなかったら、怠けるのでは??」
  • 「・・・ただの逃げでは??」

何度も質問しましたが、結局教えてもらっている時はよく理解できませんでした。

しかし・・・

その後、数年経って。

訓練や人生経験を重ね、ほんの片鱗ですが、今この瞬間にとどまって、内側が満たされるという感覚を経験するようになった時、師匠が言っていた意味がようやく分かってきました。

自分の内側が深く満たされた時、自分が何をしたくて、何をすべきで、人にどう接するべきか、と言うことが自然に湧き上がってくるのです。

上記で述べたような2つのやる気スイッチとは全く異なる感覚です。

何かが欲しいとか、何かを避けたいとか、そういうストレスが全くない分、頭にスペースが生まれ、広い視野で明晰に建設的に物事が考えられる。

俗っぽい言い方をすると、パフォーマンスがめちゃ上がります(笑)
が、パフォーマンスが上がるので効率的という個人的な物の見方ではなく、利他的とも言えるような全体を見渡す感覚が得られるという方が近いと思います。

ビジネス書では「ゾーン」や「フロー」という言い方もされていますね。

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どうやって心を満たす?

では、どうやって心を満たすのか。

その方法には、坐禅、ヨガ、マインドフルネス、瞑想、禅問答、そしてホリスティックヘルスコーチング(!)まで、様々なアプローチがあり、これらの本質を語り出すと非常ーーーーに長くなるので書きませんが(笑)、まず身近な一歩として、休日をただ純粋にリラックスして心から楽しむことをオススメしたいのです。

もちろんそれは、私の師匠が言っていたような瞑想が深まったような状態と一緒ではないですが、心を満たすことの疑似体験になることは間違いないと思います。

あらゆるストレスを手放して、腹の底から自由を感じ、ただただ今目の前にあるものに意識を向けて過ごす休日。

その中で味わう心が満ちる感覚から得られるものは、似て非なるものではありますが、瞑想で得られる効果に近しいものではないかと感じています。

今、目の前にない「仕事」に意識が向かっている時、その人は「休日」にはいません。

今、目の前にないものに意識が向かうと、人の心はストレスを生みます。


だから、最初は意識してでも、本気で休むことが大切になってきます。


チラチラ仕事のことが気になってストレスを感じた休日の後と、
120%心が満ち足りた休日の後。

どちらがより明晰なマインドで、広い視野で、新しい視点で、大きな心で、建設的な思考で、また仕事に戻ってこれると思いますか?

仕事のメールも読まず、初めて本気の休日を過ごしたというクライアントの方々の反応を見る度に、「休む」ことの大切さを身にしみて私の方が感じさせられています。


もちろん、潤って満ち足りた心の状態が永遠に続くわけはありません。
万物は一瞬たりとも同じ状態に止まっていないので、それが当たり前。
ただ、自分の心が満ちているのかどうか、そして何が自分の心を満たすのか。
これを知っているか知らないかで、大きな差が生まれます。

と言うことで、皆さま、パフォーマンスを上げるためにもできる限り仕事のメールは見ずに(笑)、
最高のGWをお過ごしください!!!

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